きっとまた、春の日に on Flickr.

事前に撮ろうと思ってた構図や、シチュエーションがあったのに、撮り忘れてしまう事がよくある。理由はなんとなくわかっている。
頭の中で思い描いた光景よりも、目の前の瞬間の方が素晴らしくて、撮ることに夢中になってしまうからだ。撮り忘れる悔しさと、それを上回る楽しさ。この二つが僕にシャッターを切らせる。

きっとまた、春の日に on Flickr.

事前に撮ろうと思ってた構図や、シチュエーションがあったのに、撮り忘れてしまう事がよくある。理由はなんとなくわかっている。
頭の中で思い描いた光景よりも、目の前の瞬間の方が素晴らしくて、撮ることに夢中になってしまうからだ。
撮り忘れる悔しさと、それを上回る楽しさ。この二つが僕にシャッターを切らせる。

The Old Man and the Bronica

春の日の朝。
お花見の場所取りにかこつけて、桜の撮影にいそしむ僕らの前に
三脚を担いだおっちゃんが現れた。
僕たちは日暮れまでこの場にいる予定だったので、
おっちゃんが撮り終えるまで端の方にずれて場所を譲る事にした。
会釈をしながら「こんにちは」と挨拶を交わした次の瞬間、

「兄ちゃんもブロニカかい?」

そう言っておっちゃんは自分のカメラを見せてくれた。
若いもんには頑張って撮って貰わないとなぁと言って
レリーズとフィルターをくれたおっちゃん。タダで頂くわけには
いかないと言う僕に、いい写真を撮ってくれれば満足だから使ってくれ
と豪快な笑い声を響かせた。

一緒にいたのは30分ほどの間だったけれど、写真やカメラの事を沢山教えてくれた。
おっちゃんの気さくな性格も相まってとても楽しい時間だった。

おっちゃんはこの後も別の撮影場所に向かうとのことだった。
握手と記念撮影を終えるとブロニカを担いでおっちゃんが歩き始めた。

「またどっかで会おうや」

そう言って去っていくおっちゃんがなんとも恰好よかった。